2023/02/24

従来の営業方式であるアウトバウンドセールスでは、見込み顧客のリスト作成からテレアポなどのコンタクト、商談設定など一連のアクションをひとりの営業担当者で対応するのが当然の認識とされてきました。商品やサービスの購入後のアフターサービスなどの顧客フォローなども同様で、営業担当者には相当な負担となっているのは確かです。これに対してインサイドセールスでは、営業担当者の多くの業務からは解放され、営業職プロパーの業務に傾注することが可能になり、生産性向上や売上アップなどのコンバージョンにもつなげることが出来ます。これまでは受注の期待が少ない顧客まで営業職がになっていましたが、インサイドセールスを導入すればそのような無駄な業務は別部署担当となり、業務効率性向上に貢献します。
ここ数年の衛生環境の激変はテレワークの導入をはじめとして就業環境が大きく変化を遂げました。これまで対面がデフォルトであったのが、オンラインなど非対面での対応がむしろ主流になってきました。インサイドセールスはテレワークでも十分対応できるため、人材不足の企業であっても人材を確保するまでもなくインサイドセールスと分業化することで、営業活動能力を低下させる心配もないはずです。加えて営業に向けるスタッフの意識も変化を見せていきます。
商談にともなう移動時間などは、無駄と考える向きも増加しており実際に訪問することが成果につながるか懐疑的な意識も広く認識されるようになっています。